ネット投票のアカウントを家族が退会できる?本人が手続きできない場合の対処法
「家族がネット競馬やネット競輪をやめられない」
「本人に代わってアカウントを退会させたい」
「本人が入院していてスマートフォンを操作できない」
「亡くなった家族のネット投票アカウントを解約したい」
このような場合、家族が本人のスマートフォンを使って勝手に退会操作をしてよいのか迷うことがあります。
結論からいうと、ネット投票アカウントは原則として本人による手続きが基本です。
ただし、本人が手続きできない事情がある場合や死亡している場合などは、家族から運営会社へ相談できるケースがあります。
この記事では、本人がネット投票の退会手続きをできない場合に家族がどう対応すればよいのか整理します。
家族でも本人になりすまして退会するのは避ける
本人がネット投票をやめられないからといって、家族が本人のIDやパスワードを使い、本人になりすまして退会操作をするのは避けたほうがよいでしょう。
ネット投票サービスでは、アカウントや投票契約が本人名義で管理されています。
そのため、第三者による操作は、
- 本人確認
- 登録情報
- 払戻金
- 銀行口座
- ポイント
- 個人情報
などの問題につながる可能性があります。
家族として退会を希望する場合は、まず運営元の問い合わせ窓口へ連絡し、
「本人が手続きできないため、家族として相談したい」
と伝えるのが基本です。
「家族だから自由に退会できる」とは限らない
親子や夫婦であっても、ネット投票サービス上では別人です。
本人名義で登録したサービスについて、家族が自由に変更・解約できるとは限りません。
むしろ、
「本人以外からの依頼なので受け付けられない」
という対応になることもあります。
本人が意思表示できる状態であれば、できるだけ本人から問い合わせてもらうか、本人と一緒に手続きを進めるほうがスムーズです。
WINTICKETは家族からの退会相談窓口がある
ネット投票サービスの中には、家族からの相談について明確に案内しているところもあります。
WINTICKETでは、本人自身が退会する場合は、
「マイページ」
→「設定とカスタマイズ」
→「登録情報」
→「退会手続き」
から操作します。
一方、家族から退会手続きを希望する場合は、WINTICKETカスタマーサポートへ問い合わせるよう案内されています。
つまり、少なくともWINTICKETでは、
「家族だから何もできない」
というわけではありません。
本人による通常操作とは別に、家族として事情を説明し、サポートへ相談するルートがあります。
JRAの即PATは原則として本人による解約
JRAの即PATでは、通常の解約について「会員本人による解約手続き」と明記されています。
通常は本人がネット馬券購入サイトへログインし、
「暗証番号変更・解約」
↓
「解約予約」
と進んで手続きします。
そのため、家族が本人の代わりにオンライン画面から勝手に解約することを前提とした仕組みではありません。
本人が操作できない事情がある場合は、PATサービスセンターなどの正式な窓口へ事情を説明して確認しましょう。
本人が亡くなった場合は通常の解約方法とは異なる
本人が亡くなっている場合は、通常の退会操作をしないでください。
JRAでは、即PATについて、会員本人が亡くなったことに伴う解約手続きはPATサービスセンターへ電話で問い合わせるよう明確に案内しています。
つまり、遺族が故人のID・暗証番号でログインし、「解約予約」をする必要はありません。
死亡後の手続きについては、運営側へ連絡して案内を受けます。
サービスによっては、
- 本人との関係が確認できるもの
- 死亡を確認できる書類
- 登録者情報
- 相続関係を確認する資料
などを求められる可能性があります。
必要書類はサービスごとに異なるため、先に問い合わせてから準備してください。
本人が入院している場合はどうする?
本人が入院していてスマートフォンやパソコンを操作できない場合もあります。
この場合、
本人が意思表示できるかどうか
で対応が変わります。
本人が会話でき、退会する意思を示せるのであれば、本人から電話や問い合わせを行ってもらう方法が最も確実です。
家族が操作を補助する場合も、本人の同意を得たうえで行いましょう。
一方、
- 意識がない
- 認知機能の問題がある
- 長期療養で本人確認手続きが難しい
といった場合は、家族だけで判断せず、サービス運営会社へ相談する必要があります。
認知症などで本人が手続きできない場合
高齢の家族がネット投票を利用していて、認知症などにより本人が契約内容を理解したり操作したりすることが難しくなっているケースもあります。
この場合も、家族がパスワードを使って勝手に退会するより、まず運営側へ事情を説明してください。
特に、
- 銀行口座
- 払戻金
- 本人確認
- 財産管理
が関係するため、単純なアプリ退会だけでは済まないケースがあります。
成年後見制度などを利用している場合には、後見人などの立場を確認できる資料が必要になる可能性もあります。
どの書類が必要になるかはサービスごとに異なるので、事前確認が必要です。
本人が「退会したくない」と言っている場合
家族が困っているケースの中には、
「本人はネット投票を続けたがっているが、家族としてやめさせたい」
という状況もあります。
この場合、通常の退会手続きを家族が強制的に行うことは難しくなります。
本人名義のサービスだからです。
ただし、ギャンブルへののめり込みが強く、
- 生活費まで使っている
- 借金を繰り返している
- 家族のお金を使っている
- 日常生活に大きな支障が出ている
といった場合は、単なる「退会方法」の問題ではなくなります。
ネット投票サービス側に利用制限や依存症対策に関する仕組みが用意されている場合もあるため、運営元の相談窓口を確認してください。
まず「どのサービスに登録しているか」を確認する
家族がネット投票をやめさせたい場合、最初に確認したいのが登録サービスです。
競馬や競輪では、一人で複数のサービスを利用していることがあります。
たとえば、
- JRAのネット投票
- WINTICKET
- TIPSTAR
- KEIRIN.JP
などです。
一つだけ退会しても、別のサービスが残っていれば引き続き投票できる可能性があります。
本人の同意を得られる場合は、登録しているサービスを一緒に整理しましょう。
メールから登録サービスを確認する方法
本人の了承がある場合は、登録メールアドレスの受信箱を確認すると、利用しているネット投票サービスを探しやすくなります。
検索欄に、
「投票」
「競馬」
「競輪」
「払戻」
「登録完了」
「本人確認」
などのキーワードを入力します。
登録完了メールや入出金関連メールが見つかれば、利用サービスを把握できる場合があります。
ただし、本人の許可なくメールやスマートフォンの中身を確認することは避けましょう。
家族が問い合わせるときに整理しておくこと
サポートへ連絡する前に、次の内容を整理しておくと話が進みやすくなります。
- 登録者本人の氏名
- 生年月日
- 登録していると思われるメールアドレス
- 登録電話番号
- 利用しているサービス名
- 本人が手続きできない理由
- 本人との続柄
- 本人が退会を希望しているか
- 本人が死亡している場合はその旨
ただし、暗証番号やパスワードをメールなどで送ることは避けてください。
サポート側から必要な本人確認方法を案内してもらいます。
残高や払戻金がある場合はどうなる?
退会時に注意したいのが、アカウント内に残っているお金です。
たとえばWINTICKETでは、払戻金が残っている場合や精算申請中の場合は退会できません。
TIPSTARでも、払戻金が残っている場合は退会できず、退会後には各種残高やポイントが失効します。
そのため、家族から退会を相談する場合も、
「アカウントに残高があるかもしれない」
と窓口へ伝えておくとよいでしょう。
本人が亡くなっている場合などは、払戻金の取り扱いについても運営元の指示に従ってください。
家族がやってはいけないこと
本人が手続きできない場合でも、自己判断で次のような行為をするのは避けましょう。
- 本人になりすましてサポートへ連絡する
- 本人の暗証番号を使って勝手に操作する
- 登録銀行口座を無断で変更する
- 払戻金を勝手に自分の口座へ移そうとする
- 嘘の本人確認情報を伝える
家族であっても、本人とは別人です。
「家族として問い合わせています」と正しく伝えたうえで、サービス側から案内された方法で手続きしてください。
家族ができる現実的な対処法
本人がネット投票をやめたいと思っているのであれば、家族がサポートできることは多くあります。
たとえば、
- 登録しているサービスを一緒に整理する
- 払戻金や残高を確認する
- 本人と一緒に退会操作をする
- ログイン情報を端末から削除する
- アプリをアンインストールする
- メール通知を解除する
- 再登録しないよう環境を整理する
という流れです。
本人が自分で操作できない場合には、運営会社へ「家族として相談したい」と伝えます。
まとめ
ネット投票アカウントは、原則として登録者本人が退会手続きを行います。
家族だからといって、本人のIDやパスワードを使って自由に退会できるとは限りません。
ただし、本人が手続きできない事情がある場合は、家族から問い合わせできるサービスもあります。
WINTICKETでは、家族から退会を希望する場合、カスタマーサポートへ問い合わせるよう案内されています。
またJRAでは、本人が亡くなった場合の即PAT解約について、PATサービスセンターへ連絡するよう案内されています。
家族として対応するときは、
本人になりすまして操作するのではなく、本人が手続きできない理由を正直に伝えて正式な窓口へ相談する
ことが最も重要です。
残高や払戻金が残っている場合には別の手続きが必要になることもあるため、退会だけを急がず、登録状況と残高を確認しながら進めましょう。
※手続き方法や必要書類はサービスや本人の状況によって異なります。実際に手続きする際は各サービスの最新の公式案内を確認してください。