Patreon(パトレオン)を利用しなくなったときに注意したいのが、「メンバーシップの解約」と「Patreonアカウントの削除」は別の手続きだという点です。

クリエイターへの毎月の支払いを止めたいだけなら、有料メンバーシップを解約すれば十分です。

一方、Patreonそのものを今後使わず、登録したアカウントやデータも削除したい場合は、メンバーシップを解約したうえでアカウント削除を申請する必要があります。

Patreon公式でも、アカウント削除はメンバーシップや支払いを停止するための代わりにはならないため、削除申請前に有効なメンバーシップをキャンセルするよう案内しています。

この記事では、Patreonの課金を止める方法からアカウントを完全削除する方法まで、順番に解説します。

目次

Patreonの「メンバーシップ解約」と「退会」の違い

Patreonでは、目的によって必要な手続きが異なります。

課金だけ止めたい場合

応援しているクリエイターへの支払いを停止したい場合は、「メンバーシップの解約」を行います。

メンバーシップを解約してもPatreonアカウント自体は残るため、必要になれば再びクリエイターをフォローしたり、有料メンバーシップに登録したりできます。

Patreonを完全に退会したい場合

Patreonそのものを利用しない場合は、アカウント削除を申請します。

アカウント削除が完了するとデータは完全に削除され、以前のアカウントを復元できなくなります。

そのため、

課金だけ止めたい → メンバーシップを解約

Patreon自体をやめたい → メンバーシップを解約してからアカウント削除

と考えるとわかりやすいでしょう。

Patreonを退会する前に有料メンバーシップを確認する

アカウントを削除する予定でも、いきなり削除申請をするのはおすすめできません。

Patreonではアカウントの完全削除に最大30日かかる場合があり、その間に有効なメンバーシップが残っていると課金が発生する可能性があります。

Patreon公式も、不要な請求を避けるため、アカウント削除申請前にすべての有効なメンバーシップをキャンセルするよう案内しています。

まず「Memberships」を開き、現在支払い中のクリエイターがいないか確認しましょう。

パソコンからPatreonのメンバーシップを解約する方法

パソコンのブラウザから有料メンバーシップを解約する場合は、基本的に次の手順です。

  1. Patreonにログインする
  2. 必要に応じてメンバー用プロフィールに切り替える
  3. 左側のメニューから「Settings」を開く
  4. 「Memberships」を選択する
  5. 解約したいメンバーシップを探す
  6. 「View Details」を選択する
  7. 「Cancel membership」を選択する
  8. 解約を確認する
  9. 無料メンバーとしてつながりを残すか選択する
  10. 「Save and continue」で完了する

最後にアンケートが表示される場合がありますが、回答は任意です。

複数のクリエイターを支援している場合は、退会前にすべての有料メンバーシップについて確認してください。

Patreonアプリからメンバーシップを解約する方法

iPhoneやAndroidのPatreonアプリからも解約できます。

基本的な手順は次のとおりです。

  1. Patreonアプリを開く
  2. メンバー用プロフィールに切り替える
  3. 解約したいクリエイターを選択する
  4. 画面右上の「…」をタップする
  5. 「Your membership」を選択する
  6. 「Edit membership」を選択する
  7. 「Cancel membership」をタップする
  8. 画面をスクロールして解約を確定する
  9. 無料メンバーとして残るか選択する
  10. 「Save and Continue」で完了する

アプリのアップデートによって項目名や表示場所が変更される場合があります。

Patreonを解約したらすぐ見られなくなる?

メンバーシップ解約後にコンテンツをいつまで閲覧できるかは、クリエイターが採用している請求方式によって異なります。

Patreonには、加入日を基準とするサブスクリプション方式、月初請求、投稿単位の請求、年間メンバーシップなど複数の課金方式があります。

たとえばサブスクリプション方式の場合、次回請求日前にキャンセルすると、基本的には次回請求日までメンバーシップへのアクセスを維持できます。

年間メンバーシップの場合も、次回更新日前にキャンセルすれば、すでに支払った期間の終了まではアクセスできます。

一方、請求方式によってはキャンセルした時点でアクセスが終了したり、すでに発生した未決済分が後から請求されたりすることがあります。

「解約したから今後一切請求されない」と単純に考えず、Billing Historyも確認しておくと安心です。

次回の課金を避けるなら早めの解約がおすすめ

Patreonでは決済処理にタイムゾーンの違いがあるため、次回請求の直前ではなく余裕を持って解約するのがおすすめです。

公式ヘルプでは、サブスクリプション方式について、更新を確実に避けたい場合は次回請求日の少なくとも24時間前までのキャンセルを推奨しています。

解約後は「Memberships」画面をもう一度開き、有料メンバーシップが解除されていることを確認しましょう。

Patreonのアカウントを完全削除する方法

有料メンバーシップをすべて解約し、Patreonそのものを利用しない場合はアカウント削除へ進みます。

Patreonでは通常の設定画面から即座にアカウントが消えるのではなく、Privacy Centerからデータ削除の申請を行います。

基本的な流れは次のとおりです。

  1. PatreonのPrivacy Centerを開く
  2. 「Make a Privacy Request」を選択する
  3. システムからデータを削除する項目を選択する
  4. 必要に応じてPatreonアカウントへログインする
  5. データ削除処理に必要なアクセスを許可する
  6. アカウントとデータの削除を確認する
  7. 削除申請を送信する

申請後、登録しているメールアドレスに削除手続きに関するメールが届く場合があります。

Patreonのアカウント削除には最大30日かかる

Patreonではアカウント削除申請をした直後にすべてのデータが消えるわけではありません。

公式ヘルプでは、削除処理には最大30日かかると案内されています。

削除完了後はデータが完全に消去され、以前のアカウントを復元することはできません。再びPatreonを利用したい場合は、新しいアカウントを作成する必要があります。

削除申請後14日以内なら取り消せる

Patreonのアカウント削除には、申請後に取り消せる期間があります。

公式ヘルプによると、削除手続き開始後14日間は削除申請を停止できます。

送られてくるメールへ返信するか、Privacy Centerの「Active Requests」から申請をキャンセルできます。

14日を過ぎて削除処理が進み、最終的にデータが完全削除されると復元できません。

迷っている場合は、アカウント削除ではなくメンバーシップの解約だけにしておく方法もあります。

クリエイター側はアカウント削除以外の方法もある

Patreonでクリエイターとして活動している場合、「活動を休止したいだけ」というケースもあるでしょう。

その場合、アカウントそのものを削除せず、クリエイターページを非公開にする方法があります。

ページを非公開にすると新規メンバーの受付を止めながら、アカウント自体は残しておくことができます。

将来的にPatreonで活動を再開する可能性がある場合は、完全削除の前に検討してみましょう。

Patreonを解約したのに請求がある場合は?

解約後に請求が発生した場合は、まず「Billing History」を確認しましょう。

Patreonでは請求方式によって、キャンセル前にすでに発生していた支払いが後から処理される場合があります。

また、別のメールアドレスで作成した別アカウントからメンバーシップ料金が発生している可能性もあります。

心当たりのあるメールアドレスについてアカウントの有無を確認し、それでも原因がわからない場合はPatreonサポートへの問い合わせを検討しましょう。

Patreonの退会・解約についてよくある質問

Patreonのアプリを削除すれば課金も止まりますか?

止まりません。

スマートフォンからPatreonアプリをアンインストールしても、メンバーシップ契約はそのまま残ります。

課金を止めるには、Patreon上で有料メンバーシップを正式にキャンセルしてください。

メンバーシップを解約するとPatreonのアカウントも消えますか?

消えません。

メンバーシップ解約は、特定のクリエイターへの有料支援を終了する手続きです。

Patreonアカウント自体を削除したい場合は、別途Privacy Centerから削除申請が必要です。

アカウントを削除すれば課金も自動的に止まりますか?

アカウント削除を課金停止の代わりに利用するのは避けましょう。

Patreon公式でも、削除処理中に不要な課金が発生することを防ぐため、すべての有料メンバーシップを先にキャンセルするよう案内しています。

Patreonのアカウントは削除後に復元できますか?

削除処理が完了したアカウントとデータは復元できません。

削除申請後14日以内であれば申請を停止できますが、最終的な削除完了後は元に戻せないため注意しましょう。

まとめ

Patreonをやめるときは、メンバーシップの解約とアカウント削除を分けて考えることが重要です。

課金だけを止めたい場合は、対象クリエイターの有料メンバーシップをキャンセルすれば問題ありません。

Patreonそのものを完全に退会する場合は、

有料メンバーシップをすべて解約する → Billing Historyを確認する → Privacy Centerからアカウント削除を申請する

という順番で進めるのがおすすめです。

アカウント削除には最大30日かかり、完全削除後のデータは復元できません。

今後Patreonを利用する可能性がないか確認したうえで手続きを進めましょう。