一次面接・最終面接を辞退したい!選考段階別の断り方とメール件名のマナー
就職活動の辞退連絡において、すべての企業に同じテンションで対応する必要はありません。 「まだ顔合わせ程度の一次面接」と、「社長が出てくる最終面接」では、企業側があなたにかけているコストと期待値が全く違うからです。
状況に合わせた適切な断り方を使い分けることで、無駄なストレスを減らし、かつマナー違反を防ぐことができます。
この記事では、選考フェーズ(一次・二次・最終)別の辞退マナーと、採用担当者に開封してもらいやすい「メール件名」の鉄則を解説します。
フェーズ1:【一次面接・二次面接】の辞退
まだ選考の初期段階です。企業側も何十人、何百人という学生を相手にしているため、一人ひとりの辞退に深く傷つくことはありません。
断り方のポイント
- 手段: 「メールのみ」で100%問題ありません。
- 理由: 詳細に書く必要はありません。「諸事情により」「一身上の都合により」で十分です。
- マナー: 早めに連絡することだけが重要です。再調整(日程変更)のやり取り中に辞退する場合は、「調整いただいたにも関わらず申し訳ございません」と一言添えましょう。
一次・二次面接辞退のメール例文
件名: 選考辞退のご連絡(〇〇大学 氏名)
本文: 〇〇株式会社 採用担当 〇〇様
お世話になっております。 〇〇大学の 〇〇(あなたの氏名)です。
この度は、一次面接(または二次面接)のご案内をいただき、誠にありがとうございます。
大変恐縮ながら、一身上の都合により、今回の面接および今後の選考を辞退させていただきたくご連絡いたしました。
貴重なお時間を調整していただいたにも関わらず、このようなご連絡となり申し訳ございません。
本来であれば直接お詫びすべきところ、メールでのご連絡となりますこと、何卒ご容赦ください。 末筆ながら、御社の益々のご発展をお祈り申し上げます。
署名
フェーズ2:【最終面接(役員面接)】の辞退
ここは注意が必要です。最終面接には、社長や役員、部長クラスが時間を空けて待機しています。また、ここに至るまでに現場の面接官が「この学生は良い!」とプッシュして上げてくれた背景があります。
辞退すること自体は問題ありませんが、初期段階よりも「丁寧さ」と「重み」を持たせた連絡が必要です。
断り方のポイント
- 手段: 基本は「メール」ですが、丁寧さを重視するなら「電話」を入れるのがベストです。特に日程確定後の辞退は、役員のスケジュールを崩すことになるため、電話推奨です。
- 理由: 「他社からの内定」が理由になることが多いですが、正直に「他社に行きます」と伝えて構いません(そうしないと納得してもらえないため)。
- マナー: ギリギリまで引っ張るのが一番迷惑です。「迷っている」状態でも、行く気がないなら早めに解放してあげましょう。
最終面接辞退のメール例文(丁寧版)
件名: 最終選考辞退のご連絡(〇〇大学 氏名)
本文: 〇〇株式会社 採用担当 〇〇様
お世話になっております。 〇〇大学の〇〇です。
先日は、最終面接のご案内をいただき、誠にありがとうございました。 また、これまでの選考におきまして、多大なるお時間を割いていただき、重ねて御礼申し上げます。
ご案内いただいた最終選考につきまして、検討いたしました結果、誠に勝手ながら辞退させていただきたくご連絡いたしました。
就職活動を進める中で、自身の適性やキャリアビジョンについて改めて深く考え、他社とのご縁を優先するという決断に至りました。
ここまで評価していただいたにも関わらず、ご期待に添えない結果となり、大変申し訳ございません。
本来であれば直接お伺いしてお詫びすべきところ、メールでのご連絡となりますこと、何卒ご容赦ください。 末筆ながら、御社の益々のご発展をお祈り申し上げます。
署名
採用担当者に嫌われない「メール件名」の鉄則
人事は毎日大量のメールを見ています。件名だけで「誰から」「何の用件か」がわからないメールは、後回しにされたり見落とされたりします。
以下の3要素を必ず入れてください。
- 用件(選考辞退のご連絡)
- 大学名
- 氏名
【良い件名の例】
- 選考辞退のご連絡(〇〇大学 〇〇)
- 【お詫び】本日14時の面接辞退の件(〇〇大学 〇〇)
- 二次面接辞退のご連絡(〇〇大学 〇〇)
【悪い件名の例】
- 面接の件について →(何の日程変更?質問?辞退? 開くまでわからない)
- ありがとうございました →(お礼メールに紛れて見落とす)
- 〇〇です →(友達ではないのでNG)
「グループディスカッション(GD)」や「筆記試験」の辞退
これらも「初期段階」に含まれます。 特にグループディスカッションは、人数合わせが必要なため、無断欠席されると他の学生に迷惑がかかります。
行く気がないなら、前日までに必ずメールで辞退連絡を入れてください。 例文は「一次面接辞退」と同じもので構いません。件名を「グループディスカッション辞退のご連絡」に変えればOKです。
まとめ:フェーズが上がるほど「感謝」を厚くする
選考段階別の対応の違いは、以下の通りです。
- 一次・二次・GD・筆記: 事務的にメールで即連絡。理由はシンプルでOK。
- 最終面接: これまでの感謝を込めた丁寧なメール(または電話)。理由は「検討の結果」で誠意を見せる。
どの段階であっても、辞退すること自体は「職業選択の自由」ですので、気負う必要はありません。 「ここまで進ませてもらった」という感謝の気持ちを一言添えて、きっぱりと辞退の手続きを進めましょう。
【免責事項】 本記事は一般的な就職活動のマナーに基づいて解説しています。エージェント(人材紹介会社)経由で選考を受けている場合は、企業への直接連絡ではなく、必ずエージェントの担当者へ辞退の連絡を入れてください。直接企業に連絡すると、エージェントとの契約トラブルになる可能性があります。