面接に行きたくない…「サイレント辞退(バックレ)」のリスクと正しいキャンセルの手順
「明日の面接、準備もしてないし行きたくない…」 「辞退の電話をするのが怖いから、このまま着信拒否してバックレようかな」
就活のストレスが限界に達すると、企業からの連絡を無視してフェードアウトする「サイレント辞退(無断辞退・バックレ)」という選択肢が頭をよぎることがあるかもしれません。
結論から言えば、サイレント辞退は絶対にやめた方がいいです。 マナー云々の話ではなく、「逆にあなたの手間とストレスが増えるから」です。
この記事では、連絡なしでバックレた場合に起こる「リアルなリスク」と、誰とも話さずに1分で完了する「最低限のキャンセル手順」を解説します。
そもそも「サイレント辞退」とは?
企業に辞退の連絡を一切入れず、面接をすっぽかしたり、内定後の手続きを放置したりすることです。 学生側からすれば「無視=NOの意思表示」のつもりでも、企業側からすれば「事故に遭ったのか?」「メールが届いていないのか?」と判断がつかない状態です。
バックレ(無断欠席)が招く3つの「面倒なリスク」
「怒られるのが嫌だから」という理由で連絡を絶ったはずが、そのせいで余計に追い詰められるケースが多発しています。
リスク1:大学(キャリアセンター)に連絡がいく
これが最大のリスクです。 あなたが面接に来ない場合、企業は「学生が事故や事件に巻き込まれたのではないか」と心配し(あるいは大学の指導を仰ぐために)、大学の就職課に安否確認の連絡を入れます。
結果、大学からあなたに呼び出しがかかったり、キャリアセンターのブラックリスト(要注意学生)に入ってしまい、今後の学内推薦やサポートが受けづらくなったりする恐れがあります。後輩への求人に悪影響が出ることもあります。
リスク2:実家(緊急連絡先)に電話がいく
エントリーシートに「緊急連絡先(実家・保証人)」を書いていませんか? 本人の携帯に繋がらず、大学も捕まらない場合、最終的に親に連絡がいきます。 「御社のお子さんが面接に来られていないのですが…」と親にバレてしまい、親子喧嘩に発展するケースは珍しくありません。
リスク3:鬼のような着信履歴におびえる日々
企業もビジネスですので、合否を確定させるまでは連絡を取り続けなければなりません。 あなたが電話に出るまで、何度も不在着信が残ります。 「いつ電話が鳴るかわからない」というストレスを数週間引きずるくらいなら、メール1通で終わらせた方が精神衛生上、圧倒的に楽です。
電話したくないなら「メール1通」で逃げ切ろう
「電話で怒鳴られたくない」 「理由を考えるのが面倒」
それなら、メールを1通送るだけでOKです。 電話をする必要はありません。企業側も「来ないなら来ないで、早く確定させて枠を空けたい」というのが本音だからです。
以下のテンプレートをコピペして、今すぐ送信してください。これだけで、大学や親への連絡は防げます。
【コピペ用】最低限の辞退メール(理由不要版)
とにかく事務的に終わらせたい場合の、必要最低限の文章です。
件名:選考辞退のご連絡(〇〇大学 氏名)
本文: 〇〇株式会社 採用担当者様
お世話になっております。 〇〇大学の〇〇 〇〇(あなたの氏名)です。
現在、御社の選考にお時間をいただいておりますが、一身上の都合により、辞退させていただきたくご連絡いたしました。
貴重なお時間を調整していただいたにも関わらず、ご迷惑をおかけして大変申し訳ございません。
本来であれば直接お詫びすべきところ、メールでのご連絡となりますこと、何卒ご容赦ください。 なお、本件につきましてのご返信は無用です。
よろしくお願い申し上げます。
氏名:〇〇 〇〇 大学:〇〇大学 〇〇学部 電話:000-0000-0000 Email:example@example.com
ポイント:「返信無用」のオーラを出す
最後の「本件につきましてのご返信は無用です」という一文や、理由は「一身上の都合」のみにすることで、「これ以上話すことはありません」という意思表示になります。 これを送っておけば、企業も「辞退」として処理を完了できるため、追撃の電話がかかってくることはまずありません。
よくある質問:これってバックレになる?
Q. 当日の朝、怖くなって行けなくなった。今からメールでもいい?
A. OKです。 もちろんマナーとしては電話がベストですが、「無断欠席(バックレ)」よりは「直前メール」の方が100倍マシです。 「体調不良により」でも「諸事情により」でも構いませんので、面接開始時間前にメールを1通入れておけば、大学に通報される最悪の事態は防げます。
Q. 説明会の予約を放置して行かなかった。
A. 大人数ならセーフの場合も。 何百人も参加するWeb説明会や合同説明会なら、無断欠席しても個別にチェックされていない(あるいはスルーされる)ことが多いです。 ただし、「少人数座談会」や「面接確約型の説明会」の場合は、無断欠席リストに残る可能性があるため、事後でもいいのでお詫びメールを入れておくのが無難です。
まとめ:バックレる方がエネルギーを使う
「サイレント辞退」は、一瞬の逃げにはなりますが、その後の「罪悪感」や「追撃連絡への恐怖」というツケを払うことになります。
- バックレると大学や親にバレるリスクがある。
- 電話が嫌なら、メール1通投げれば解決する。
- 送ってしまえば、もうその企業とは赤の他人。
指先一つで送信ボタンを押すだけで、あなたは自由になれます。 面倒なことになる前に、1分だけ時間を使って「終わりの合図」を送ってしまいましょう。
【免責事項】 本記事は一般的な就職活動のリスク管理に基づいて解説しています。バックレ(無断欠席)による大学への連絡有無は企業の方針によりますが、リスク回避のためには一報入れることを強く推奨します。また、学校推薦を利用している場合の無断辞退は、次年度以降の推薦枠取り消しなど、大学全体に多大な損害を与える可能性があります。推薦利用者は必ず教授やキャリアセンターに相談してください。