「SBI証券をもう使わないので口座を解約したい」

「WEBから退会ボタンを押せば終わる?」

「証券口座廃止届出書はどこでもらえる?」

SBI証券の証券総合口座を完全に解約する場合、WEB上の操作だけですべて完結するわけではありません。

SBI証券では、「証券口座廃止届出書」を提出する書面手続きが必要です。

また、株式や投資信託などの残高が残っていたり、積立設定や銀行連携サービスが有効になっていたりすると、そのままでは口座を閉鎖できないことがあります。

この記事では、SBI証券の口座解約方法を、事前準備から廃止届出書の返送、口座閉鎖まで順番に整理します。

目次

SBI証券の口座解約はWEBだけでは完結しない

SBI証券の証券総合口座を閉鎖する場合は、書類による手続きが必要です。

WEBサイト上から「証券口座廃止届出書」を請求することはできますが、最終的には必要事項を記入した書類を返送します。

つまり、

WEBで解約申込をして即時にアカウントが消える仕組みではありません。

大まかな流れは、

  1. 口座内の資産や取引状況を整理する
  2. 証券口座廃止届出書を用意する
  3. 必要事項を記入する
  4. 必要に応じて本人確認書類を添付する
  5. SBI証券へ返送する
  6. SBI証券側で口座閉鎖処理が行われる

となります。

SBI証券を解約する前に残高をゼロにする

まず確認したいのが証券口座内の残高です。

SBI証券では、口座閉鎖前に各種取引口座の建玉や証券残高、現金残高、外貨残高がない状態にしておく必要があります。

たとえば、

  • 国内株式
  • 米国株式などの外国株式
  • 投資信託
  • 現金
  • 外貨
  • 信用取引の建玉
  • FXなどのポジション

が残っていないか確認します。

保有している株式や投資信託については、売却するか、必要に応じて他の証券会社へ移管してから口座閉鎖を進めます。

現金が残っている場合は出金する

株や投資信託をすべて売却しても、売却代金がSBI証券の口座内に残っていることがあります。

口座閉鎖を進める前に、現金残高についても確認してください。

登録している金融機関へ出金し、証券口座内の残高を整理します。

売却直後の場合は受渡日が到来しておらず、まだ正式な出金可能額になっていないこともあります。

「全部売ったからすぐ解約できる」と思わず、受渡しまで完了しているか確認しましょう。

外貨残高にも注意する

米国株などを取引していた場合、米ドルなどの外貨が残っていることがあります。

SBI証券では、外貨残高について、

  • 為替取引で円貨へ転換して出金する
  • 対応する銀行へ外貨のまま出金する

などの方法が案内されています。

日本円の残高が0円でも、外貨が残っていれば口座閉鎖の妨げになることがあります。

外国株を利用したことがある人は、円だけでなく外貨残高も確認してください。

投信積立を設定している場合は解除する

SBI証券で投資信託の積立をしている場合は、口座解約前に積立設定を解除します。

SBI証券では、「証券口座廃止届出書」を返送する前に、投信積立の設定を解除するよう案内しています。

WEBサイトから、

「取引」
↓
「投資信託」
↓
「投信(積立買付)」

と進み、現在の設定を確認します。

積立設定が複数ある場合は、すべて確認してください。

クレカ積立を使っていた場合も確認する

クレジットカードによる投信積立を利用している場合も注意が必要です。

積立設定の締切日とのタイミングによっては、口座閉鎖を申し込んでも注文処理が先に進んでしまう場合があります。

SBI証券では、口座閉鎖の書類到着時期によっては注文が約定し、その結果、口座閉鎖ができない場合があると案内しています。

解約を急いでいる場合でも、まず積立設定を停止してから廃止届出書を返送したほうが安全です。

銀行引落サービスも停止する

銀行口座から自動的に投資資金を引き落とす設定をしている場合も確認します。

SBI証券では、銀行引落サービスを利用している場合、「証券口座廃止届出書」を返送する前に停止設定を行うよう案内しています。

積立投資を以前利用していた人は、

「もう積立注文はないから大丈夫」

と思わず、銀行引落設定そのものが残っていないか確認しましょう。

SBIハイブリッド預金など銀行連携にも注意

SBI証券では、銀行との連携サービスを利用している場合があります。

対象となる銀行連携サービスの契約状況によっては、証券口座をそのまま廃止できません。

SBI証券では、対象の銀行連携サービスを利用している場合、証券口座廃止届出書を返送する前に、連携サービスの休止または解約手続きを行う必要があると案内しています。

銀行口座そのものを必ず解約するという意味ではありません。

証券口座と銀行口座をつないでいる連携サービスを整理する

と考えるとわかりやすいでしょう。

貸株サービスを利用している場合は時間がかかることがある

国内株式や米国株式の貸株サービスを利用していた人も注意が必要です。

SBI証券では、貸株サービスを解約したあとに貸株金利や配当金相当額が発生する可能性があるため、サービス解約日から3カ月後の廃止手続きとなる場合があると案内しています。

そのため、

「株を全部売却したから数日で口座も消せる」

とは限りません。

貸株を利用していた場合は、通常より口座閉鎖まで時間がかかる可能性があります。

信用取引やFXを利用している場合

信用取引やFXなどを利用していた場合は、未決済の建玉やポジションがないか確認してください。

証券総合口座を閉鎖するには、各取引口座に建玉や証券・現金残高がない状態にしておく必要があります。

たとえば信用取引で、

  • 未決済建玉
  • 受渡し前の取引
  • 保証金
  • 不足金

などが残っている場合は、先に処理が必要です。

米国株式信用取引についても、注文・建玉・保証金・不足金がないことを確認するよう案内されています。

SBIラップを契約している場合

SBIラップを利用している場合も、そのまま証券口座閉鎖へ進めません。

SBI証券では、証券口座廃止届出書を返送する前に、SBIラップを全解約するよう案内しています。

過去に申し込んだサービスを忘れている場合もあるため、口座情報や取引状況を一通り確認しておきましょう。

必要な電子書面は先に保存する

口座閉鎖後はSBI証券のWEBサイトへログインできなくなります。

そのため、

  • 取引報告書
  • 取引残高報告書
  • 各種電子交付書面
  • 確定申告に必要な資料

など、今後必要になりそうな書類は解約前に保存しておきましょう。

SBI証券も、証券口座廃止後は電子交付された書面を閲覧できなくなるため、必要書類を事前にダウンロードするよう案内しています。

特にその年に株式や投資信託を売買している場合は、税務関係の書類を確認してから解約することをおすすめします。

証券口座廃止届出書を請求する

残高や取引設定を整理したら、「証券口座廃止届出書」を用意します。

SBI証券では、ログイン後のWEBサイトから書類請求が可能です。

書類は登録住所へ発送されます。

「書類が届くまで待ちたくない」という場合は、自分でPDFを印刷して利用する方法も案内されています。

つまり、

郵送で取り寄せる
または
自分で印刷する

という方法があります。

廃止届出書には本人確認書類が必要になる

SBI証券の案内では、口座廃止手続きに、

  • 証券口座廃止届出書
  • 氏名・住所を確認できる本人確認書類

が必要とされています。

運転免許証など、案内されている本人確認書類を準備してください。

書類の種類や提出条件は変更される可能性があるため、実際に返送する際は届出書に記載された最新の案内も確認しましょう。

登録住所が古い場合はどうする?

引っ越し後にSBI証券の住所変更をしていない場合は注意してください。

廃止手続き後に送付される取引残高報告書などは、原則としてSBI証券に登録されている住所へ発送されます。

住所が変わっている場合は、必要な住所変更手続きや本人確認書類の提出について確認してから口座閉鎖を進めましょう。

廃止届出書を返送する

証券口座廃止届出書が用意できたら、必要事項を記入してSBI証券へ返送します。

記入漏れや本人確認書類の不足があると手続きが進まない可能性があります。

投函する前に、

  • 氏名
  • 住所
  • 必要な記入欄
  • 本人確認書類
  • 積立解除
  • 残高ゼロ

をもう一度確認しておきましょう。

書類を送ったらすぐログインできなくなる?

書類を投函した瞬間に口座が消えるわけではありません。

SBI証券側で書類を受領し、取引状況や残高などを確認してから閉鎖処理が進みます。

口座閉鎖が完了すると、本人宛てに取引残高報告書などが郵送されます。

「廃止届出書を送った=その日に解約完了」ではない点を理解しておきましょう。

SBI証券を解約しても銀行口座はなくならない

SBI証券を閉鎖したからといって、利用している銀行口座そのものまで自動的に解約されるわけではありません。

証券口座と銀行口座は別の契約です。

そのため、

「SBI証券だけやめたい」

のであれば、普段使っている銀行口座まで解約する必要はありません。

ただし、前述のとおり証券口座と銀行口座の連携サービスについては解除が必要になる場合があります。

SBI証券を完全解約する前のチェックリスト

最後に、解約前の確認事項をまとめます。

  • 株式を売却または移管した
  • 投資信託を売却または移管した
  • 現金残高を出金した
  • 外貨残高を整理した
  • 信用取引の建玉を決済した
  • FXなどのポジションを決済した
  • 投信積立を解除した
  • クレカ積立を解除した
  • 銀行引落サービスを停止した
  • 必要な銀行連携サービスを解除した
  • 貸株サービスを解約した
  • SBIラップなど関連サービスを整理した
  • 必要な電子書面を保存した
  • 証券口座廃止届出書を用意した
  • 本人確認書類を準備した

一つずつ確認してから廃止届出書を返送すると、手続きで止まりにくくなります。

まとめ

SBI証券の証券総合口座は、WEB上でボタンを押すだけでは完全解約できません。

最終的には**「証券口座廃止届出書」を提出する書面手続きが必要**です。

まず株式・投資信託・現金・外貨などの残高を整理し、積立や銀行連携、信用取引などの状態を確認します。

そのうえで、

「証券口座廃止届出書を取得」
↓
「必要事項を記入」
↓
「本人確認書類とともに返送」
↓
「SBI証券側で閉鎖処理」

という流れで進めます。

特に投信積立、銀行連携、貸株などを利用している場合は、残高が0円でもすぐに口座閉鎖できないケースがあるため注意してください。

※手続き方法、必要書類、画面表示等は変更される可能性があります。実際に解約する際はSBI証券公式サイトの最新情報をご確認ください。