ウォーターサーバーを使わなくなり、「解約したいけれど何から始めればいい?」「サーバーはどうやって返す?」「残っている水はどうなる?」と困っている方もいるでしょう。

ウォーターサーバーの解約方法はメーカーによって異なりますが、基本的には契約内容を確認したうえで解約を申し込み、レンタルしているサーバーを返却する流れになります。

特に注意したいのが、最低利用期間と解約金です。

契約してから一定期間以内に解約すると、数千円から数万円程度の解約金や撤去費用などが設定されているサービスもあります。

この記事では、ウォーターサーバーを解約するときの基本的な流れ、解約金の確認方法、本体の返却、水が余っている場合の対処法について解説します。

目次

ウォーターサーバーを解約する基本的な流れ

一般的なウォーターサーバーの解約は、次のような流れで進みます。

  1. 契約内容と最低利用期間を確認する
  2. メーカーへ解約を申し込む
  3. 最終配送や解約日を確認する
  4. サーバーの水を抜く
  5. 指定された方法でサーバーを返却する
  6. 最終料金や解約金を確認する

ただし、サーバーを購入する契約の場合などは返却が不要になることもあります。

必ず自分が契約しているメーカーの利用規約や解約案内を確認してください。

まず最低利用期間を確認する

ウォーターサーバーを解約する前に、最初に確認したいのが「最低利用期間」です。

ウォーターサーバーでは、

  • 2年間
  • 3年間
  • 5年間

など、一定期間の利用を前提とした料金プランが設定されていることがあります。

最低利用期間内に解約すると、契約解除料や解約手数料などが発生する場合があります。

国民生活センターでも、ウォーターサーバーについて、勧誘時に十分な説明がないまま契約し、解約時に違約金を請求されたという相談事例を紹介しています。

そのため、解約を申し込む前に契約書やマイページなどで、

  • 契約したプラン
  • 利用開始日
  • 最低利用期間
  • 解約金
  • サーバー返却費用

を確認しましょう。

ウォーターサーバーの解約金はいくら?

解約金はメーカーや料金プラン、サーバーの種類、利用期間によって異なります。

そのため、「ウォーターサーバーなら解約金は一律○円」と考えることはできません。

同じ会社でも、

  • 契約から1年未満
  • 1年以上2年未満
  • 2年以上3年未満

など、利用期間によって解約金が段階的に変わるケースがあります。

また、解約金とは別に、

  • サーバー回収費用
  • 撤去費用
  • 未払い料金
  • 購入したサーバーの残債

などが発生する契約もあります。

解約時に思った以上の金額を請求されないよう、申し込み前に総額を確認しましょう。

最低利用期間を過ぎれば無料で解約できる?

最低利用期間を過ぎると解約金が0円になるサービスはありますが、すべてのメーカーが同じ条件とは限りません。

最低利用期間経過後でも、

  • サーバー返却費
  • 回収手数料
  • 未払いの水代
  • オプション料金

などが残る場合があります。

「契約期間を過ぎたから絶対に0円」と判断せず、メーカーへ最終的な請求額を確認してください。

ウォーターサーバーの解約方法

1.マイページや電話から申し込む

解約方法はメーカーごとに異なります。

一般的には、

  • 電話
  • 会員マイページ
  • 公式アプリ
  • 問い合わせフォーム

などから解約手続きを行います。

メーカーによっては電話でしか解約できないケースもあれば、マイページだけで申し込みできる場合もあります。

公式サイトの「解約」「退会」「各種手続き」などのページを確認しましょう。

2.最終配送を確認する

定期配送型のウォーターサーバーでは、解約申請のタイミングによって次回の水がすでに発送準備に入っている場合があります。

解約するときは、

  • 次回配送日はいつか
  • 配送停止が間に合うか
  • 最後の水代はいくらか

も確認しておきましょう。

水が届いてから「解約したのに届いた」とならないよう、早めの手続きがおすすめです。

3.サーバー回収日を決める

レンタルタイプのウォーターサーバーでは、解約後に本体を返却します。

メーカー指定の配送業者が回収するケースが一般的ですが、自分で発送する場合もあります。

回収日を決めたら、その日までに水抜きなど必要な作業を済ませておきましょう。

サーバーを勝手に粗大ごみに出してはいけない

レンタルしているウォーターサーバーはメーカーの所有物です。

そのため、不要になったからといって自分で捨てたり、リサイクルショップへ売ったりすることはできません。

解約時にはメーカー指定の方法で返却しましょう。

一方、購入型のウォーターサーバーでは、契約者の所有物となっていることがあります。

自分が「レンタル契約」なのか「購入契約」なのかも、解約前に確認してください。

国民生活センターには、レンタルだと思って契約したところ、実際にはサーバーの売買契約だったという相談も寄せられています。

サーバー返却前に水抜きをする

ウォーターサーバーを回収してもらう際は、内部の水を抜くよう案内されることがあります。

一般的には、

  1. ボトルを外す
  2. サーバー内の水を使い切る
  3. 電源を抜く
  4. 温水が十分冷めるまで待つ
  5. 排水口などから内部の水を抜く

といった作業を行います。

ただし、水抜き方法はサーバーごとに異なります。

温水タンクには高温のお湯が残っていることがあり、電源を抜いた直後に排水するとやけどする危険があります。

必ずメーカーの取扱説明書や返却方法を確認してから作業しましょう。

水が余っている場合はどうする?

解約時に未開封の水ボトルが余っていることもあるでしょう。

一般的には、水ボトルはサーバー本体と一緒に返却するのではなく、利用者側で消費することになります。

未開封で賞味期限内であれば、飲料水として保管しておくこともできます。

災害時の備蓄水として残しておく方法もあるでしょう。

ただし、ボトルの種類や契約によって取り扱いが異なる場合があるため、返却が必要かどうかは契約している会社へ確認してください。

開封済みの水はどうする?

ボトルをサーバーへセットしている状態で解約する場合は、できるだけ回収日までに使い切ると無駄がありません。

料理や炊飯などに使う方法もあります。

サーバー返却直前になって大量の水が残らないよう、解約を決めたら次回配送を停止または調整し、手元の在庫から使っていくとよいでしょう。

解約前に配送を休止する方法もある

「水が余っているから解約したい」という場合は、すぐに解約する必要がないケースもあります。

メーカーによっては、水の配送を一時休止したり配送周期を変更したりできます。

ただし、長期間休止すると休止手数料が発生するサービスもあります。

解約金が発生する期間中であれば、

「今すぐ解約して解約金を払う」

のと、

「配送を休止して最低利用期間が終わるまで待つ」

のとで、どちらが安いか比較してみるのもよいでしょう。

解約申請は余裕をもって行う

引っ越しなどでウォーターサーバーを確実に撤去しなければならない場合は、直前の解約は避けましょう。

回収業者の予約が必要になるため、希望日に必ず引き取ってもらえるとは限りません。

引っ越し日が決まっているなら、できるだけ早めにメーカーへ問い合わせることをおすすめします。

解約したのに水が届いた場合

解約後に水が届いた場合、次回配送の停止期限を過ぎていた可能性があります。

まず、

  • 解約を申し込んだ日
  • 次回配送予定日
  • 配送変更の締切日
  • 商品発送日

を確認してください。

すでに発送済みの商品についてはキャンセルできないケースもあります。

不明な場合はメーカーへ問い合わせましょう。

解約したのに料金が請求された場合

解約後に請求があると、「解約できていなかったのでは?」と不安になります。

しかし、

  • 最後に配送された水の代金
  • 最終月のサーバーレンタル料
  • 解約金
  • サーバー回収費用
  • オプション料金

などが後から請求される場合があります。

請求内容を確認し、不明な項目があればメーカーへ問い合わせてください。

商業施設などで契約した場合はクーリング・オフできる?

ウォーターサーバーは、ショッピングモールやイベント会場などで勧誘されて契約するケースもあります。

契約場所や勧誘方法によっては、特定商取引法上の訪問販売に該当し、クーリング・オフできる可能性があります。

消費者庁によると、訪問販売に該当する場合は、法定書面を受け取った日から数えて8日以内であれば原則としてクーリング・オフできます。

契約した直後で「説明と違う」「思っていた契約ではなかった」という場合は、早めに契約書を確認しましょう。

解約金についてトラブルになった場合

「無料と聞いていたのに高額な解約金を請求された」

「レンタルだと思ったら購入契約だった」

「解約条件を説明されていなかった」

などのトラブルが発生した場合は、契約書や申込画面などを保存しておきましょう。

国民生活センターもウォーターサーバーの勧誘トラブルについて注意喚起しています。

自分だけで解決するのが難しい場合は、消費者ホットライン「188」へ相談する方法があります。

ウォーターサーバー解約についてよくある質問

ウォーターサーバーはいつでも解約できますか?

解約自体を申し込めても、最低利用期間内では解約金が発生する場合があります。

まず契約内容を確認してください。

解約するとサーバーは返却しますか?

レンタル契約の場合は、基本的に返却が必要です。

購入型の場合は返却不要のケースがあります。

水が残っていても解約できますか?

解約は可能ですが、回収前にサーバー内部の水抜きを求められることがあります。

未開封ボトルについては各メーカーの案内を確認しましょう。

解約金はいくらですか?

会社、料金プラン、サーバー、利用期間によって異なります。

契約書や公式サイトで確認してください。

解約金を払いたくない場合はどうすればいいですか?

最低利用期間を過ぎるまで利用することで解約金が不要になるサービスもあります。

ただし、継続期間中の水代などもかかるため、総額を比較して判断しましょう。

まとめ

ウォーターサーバーを解約するときは、まず契約プランと最低利用期間を確認しましょう。

最低利用期間内の場合は、解約金が発生する可能性があります。

解約を申し込んだ後は、

  • 最終配送を確認する
  • 回収日を決める
  • 指定された方法で水抜きをする
  • サーバーを返却する
  • 最終請求を確認する

という流れで進めるのが基本です。

特にサーバーがレンタル品の場合は、自分で処分せずメーカー指定の方法で返却してください。

解約金や購入契約をめぐって説明と違うなどのトラブルが生じた場合は、契約書を確認したうえで消費生活センターなどへ相談しましょう。