名刺管理サービス「Sansan」を辞めたいけれど、どこから手続きすればいいのかわからない。 アプリを削除しただけでは、名刺データは会社に残ったままです。

Sansanは法人契約のサービスであるため、あなたが「管理者(決裁者)」なのか、それとも「一般利用者(社員)」なのかによって、退会という意味合いが大きく異なります。

この記事では、立場別の正しい辞め方と、名刺データの引き継ぎについて解説します。


💡 この記事でわかること

・ 【一般社員向け】アカウント削除と名刺の持ち出し方法

・ 【管理者向け】法人契約の解約手順と違約金について

・ 個人向けアプリ「Eight」へのデータ移行


まず確認:あなたは「解約」できません(一般社員の場合)

Sansanは会社として契約しているサービスです。そのため、個人の判断で勝手に「解約」することはできません。

アプリをアンインストールしても、あなたのアカウント情報は会社側の管理画面に残ったままです。 退職などで利用をやめたい場合は、以下の手順を踏む必要があります。

パターン1:一般社員が利用をやめる場合

退職や異動に伴い、自分だけSansanを使わなくなるケースです。

  1. 社内のシステム管理者に連絡する 自分で削除ボタンを押すのではなく、社内のSansan管理者に「アカウントの削除(または停止)」を依頼してください。
  2. 名刺データを「Eight」に移す(推奨) 退職後も個人的な人脈として名刺情報を持ち出したい場合、個人向け名刺アプリ「Eight(エイト)」にデータを転送できる機能があります。 ※ただし、会社のセキュリティ設定で「Eightへの転送」が禁止されている場合は利用できません。事前に社内規定を確認してください。

パターン2:法人の契約自体を解約する場合(管理者向け)

会社としてSansanの利用を終了し、全契約を解約する場合の手順です。

  1. 契約期間と「通知期限」を確認する ここが最大の注意点です。Sansanの契約は年間契約が一般的で、解約するには「更新日の〇ヶ月前までに通知しなければならない」という期限が契約書に定められています(例:3ヶ月前など)。 期限を過ぎると自動更新され、翌年分の料金が発生する可能性があります。
  2. 担当営業またはサポートへ連絡 管理画面上に「解約ボタン」はありません。 契約書にある問い合わせ窓口、または担当営業に直接連絡し、所定の解約届を提出する必要があります。
  3. 名刺データのダウンロード 解約日が来ると、すべての名刺データにアクセスできなくなります。 必ず解約日までに、CSV形式などで全データをダウンロードしてください。 ※画像データごとのダウンロードは、有償オプションになる場合があります。

退会に関するよくある質問

Q. 退職したら名刺は見られなくなりますか?

A. はい、見られなくなります。 管理者があなたのアカウントを停止した時点で、ログインできなくなります。個人的な付き合いがある方の名刺は、手入力でスマホに登録するか、前述のEightへ移行しておく必要があります。

Q. 解約月の料金は日割りになりますか?

A. なりません。 法人契約のため、年間一括払いか、月額払いであっても契約期間満了までの支払いが必要です。途中解約による返金対応は原則ありません。

Q. アプリを消せば通知は止まりますか?

A. 通知は止まりますが、アカウントは残ります。 社内の他のメンバーからは、まだあなたが在籍しているように見えています(名刺検索の対象になります)。やはり管理者への削除依頼が必要です。

まとめ

Sansanの退会・解約は、個人のサブスクとは仕組みが違います。

・ 一般社員は「管理者に削除依頼」をする ・ 管理者は「契約更新の通知期限」を契約書で確認する

特に管理者の場合、解約予告のタイミングを逃すと数百万円単位のコストがかかることもあるため、早めの確認をおすすめします。


【免責事項】 本記事は執筆時点の情報に基づき万全を期して作成していますが、その内容の正確性や完全性を保証するものではありません。 仕様変更や更新により実際の手順と異なる場合があるため、必ず公式サイトやアプリ内の最新案内をご確認ください。