楽天証券の口座解約方法|残高ゼロでも解約できない原因と事前チェック項目
「楽天証券を使わなくなったので口座を解約したい」
「残高は0円なのに口座解約画面から進めない」
「株を全部売れば解約できると思っていたのにできない」
楽天証券の総合口座を解約するときは、単純に預り金を0円にするだけでは不十分な場合があります。
投資信託の積立設定が残っていたり、信用取引やFXなどに建玉が残っていたり、新規注文を出したままだったりすると解約できません。
楽天証券では、総合口座を解約する際に**「口座解約依頼書」の提出が必要**です。
この記事では、楽天証券の口座解約方法と、残高0円でも解約できない場合に確認したいポイントを整理します。
楽天証券の口座解約は書類提出が必要
楽天証券の総合口座を完全に解約する場合、「口座解約依頼書」を提出します。
PCサイトへログインし、
「マイメニュー」
↓
「お客様情報の設定・変更」
↓
「基本情報(マイナンバー・ログイン関連)」
↓
「その他」
↓
「口座解約」
と進みます。
その後「総合口座の解約申込」から手続きを進めます。
楽天証券を解約する基本的な流れ
大まかな流れは次のとおりです。
- 保有資産を売却または移管する
- 預り金を出金する
- 建玉やポジションを決済する
- 積立設定を解除する
- 未約定注文を取り消す
- 登録情報を確認する
- 口座解約を申し込む
- 口座解約依頼書を取得する
- 書類を返送する
- 楽天証券側で解約処理が行われる
楽天証券では、書類が到着してから手続き完了まで2週間ほどかかる場合があると案内しています。口座状況によってはさらに時間が必要です。
まず株式や投資信託をゼロにする
楽天証券では、株式や投資信託などを保有したまま総合口座を解約することはできません。
公式案内では、
- 株式
- 投資信託
- 楽天・マネーファンド
- 金・プラチナ
などについて、売却や移管によって資産残高を0円にするよう案内されています。
「投資をやめる」のであれば売却、「別の証券会社へ移したい」のであれば移管を検討します。
預り金も0円にする
商品をすべて売却しても、売却代金が楽天証券の口座内に現金として残ります。
そのため、売却が終わっただけでは口座残高は0円になりません。
登録している銀行口座へ出金し、預り金を0円にしてください。
楽天証券の口座解約画面でも、株式等の預り残高や預り金が残っている場合は、売却・移管・振替・出金などによって残高を0にしてから改めて手続きするよう案内されます。
残高0円でも解約できない原因① 積立設定が残っている
「残高は0円なのに解約できない」
という場合に、まず確認したいのが積立設定です。
楽天証券では、積立設定が継続中の場合は口座解約できません。
投資信託の積立については、
「投資信託」
↓
「積立設定」
から現在の設定を確認できます。
「設定中」となっているものがあれば解除します。
金・プラチナの積立設定にも注意
投信積立を解除していても、金やプラチナの積立が残っている場合があります。
楽天証券では、
「金・プラチナ」
↓
「注文」
↓
「積立取引」
から設定状況を確認するよう案内しています。
過去に少額でも金・プラチナ積立を利用したことがある場合は確認しておきましょう。
楽天ペイ残高のオートチャージ設定も確認
楽天証券の公式案内では、総合口座の解約前に、
- 投資信託の積立設定
- 楽天ペイ残高のオートチャージ設定
- 金・プラチナの積立設定
などを解除しているか確認するよう案内しています。
投資商品の残高だけではなく、関連する自動設定まで確認する必要があります。
残高0円でも解約できない原因② 注文が残っている
未約定の注文を出したままの場合も口座解約できない原因になります。
楽天証券では、口座解約前に新規注文が発注されていないか確認し、注文がある場合は各注文照会画面から取り消すよう案内しています。
たとえば、
「指値注文を出したまま忘れていた」
というケースです。
まだ約定していなくても、注文自体が有効なら取引が発生する可能性があります。
国内株だけでなく、利用したことがある商品について注文状況を確認してください。
残高0円でも解約できない原因③ 信用取引の建玉がある
信用取引口座を開設している人は、建玉の確認が必要です。
楽天証券では、
- 信用取引
- 先物
- オプション
- FX
- CFD
- バイナリーオプション
などの口座を開設している場合、建玉・ポジションがあれば決済し、建玉がない状態にする必要があります。
現物株の保有残高だけ確認して安心しないようにしましょう。
残高0円でも解約できない原因④ 保証金・証拠金が残っている
信用取引やFXなどをすべて決済しても、保証金や証拠金としてお金が残っている場合があります。
楽天証券では、保証金・証拠金が残っている場合は預り金へ振り替え、その後残高を0円にするよう案内しています。
「ポジションはゼロなのに解約できない」
場合は、証拠金残高も確認してください。
残高0円でも解約できない原因⑤ 外貨が残っている
日本円の預り金が0円でも、米ドルなどの外貨が残っていることがあります。
楽天証券では、外貨預り金がある場合、
- 円へ換金して出金する
- 対応する通貨について外貨のまま出金する
方法が案内されています。
米国株などを取引していた人は、外貨残高を忘れずに確認しましょう。
配当金の入金待ちで解約できないこともある
株式を売却して残高をゼロにしても、配当金の受け取りが残っている場合があります。
楽天証券では、特定口座で株式を保有し、配当金を証券口座で受け取る場合、配当金が入金されるまで口座解約手続きができないと案内しています。
権利確定後に株を売却した場合などは、
「株はもう持っていないのに解約できない」
という状態になる可能性があります。
その場合は配当金の入金状況を確認してください。
登録住所や銀行口座が古い場合
楽天証券の口座解約画面では、登録されているお客様情報と出金先指定口座を確認します。
登録情報が古いままの場合は、先に情報変更が必要です。
楽天証券では、登録内容が古いままだと解約手続きを行うことができないと案内しています。
引っ越しや結婚などで、
- 住所
- 氏名
- 出金先銀行口座
が変わっている場合は特に注意してください。
解約申込後に口座解約依頼書を取得する
必要な条件を満たすと、口座解約申込を進められます。
楽天証券では、口座解約依頼書の取得方法として、
- 自分で印刷する
- 自宅へ郵送してもらう
方法が用意されています。
自分で印刷する場合は、表示された「口座解約依頼書」を印刷し、内容を確認して申込日を記入して返送します。
郵送を選択した場合は、登録住所宛てに書類が送られます。
引っ越している場合は本人確認書類が必要になることがある
口座解約依頼書に記載されている住所や氏名と現在の情報が異なる場合は注意してください。
楽天証券では、氏名・住所の変更がある場合は本人確認書類を同封するよう案内しています。
書類を請求する前に、登録情報を最新状態にしておくと手続きがスムーズです。
解約完了までどのくらいかかる?
楽天証券では、口座解約依頼書が到着してから、通常は2週間ほどを目安としています。
ただし、特定口座で取引があり、配当金などの権利が絡む場合は、手続き完了まで3カ月程度かかるケースも案内されています。
つまり、
「書類を送れば数日で絶対解約できる」
とは限りません。
解約完了後はログインできなくなる
楽天証券では、口座解約手続き完了後、7営業日程度でログインできなくなると案内しています。
ログインできなくなると、電子交付されていた書面の閲覧もできません。
そのため、
- 取引報告書
- 年間取引報告書
- 各種取引履歴
- 電子交付書面
など、必要な資料は事前にダウンロードまたは印刷しておきましょう。
楽天証券を解約しても楽天会員は退会にならない
楽天証券の口座を解約することと、楽天グループの会員登録そのものを退会することは別です。
楽天証券だけ利用を終了したいのであれば、楽天市場などで使う楽天会員IDまで削除する必要はありません。
「楽天証券の口座解約」と「楽天会員の退会」を混同しないようにしましょう。
解約前のチェックリスト
楽天証券を解約する前に、次の項目を確認してください。
- 株式を売却または移管した
- 投資信託を売却または移管した
- 金・プラチナなどを整理した
- 預り金を出金した
- 外貨残高を整理した
- 未約定注文を取り消した
- 信用取引の建玉を決済した
- FX・CFDなどのポジションを決済した
- 保証金・証拠金を振り替えた
- 投信積立を解除した
- 金・プラチナ積立を解除した
- その他の自動設定を解除した
- 配当金の入金待ちがないか確認した
- 登録住所を確認した
- 出金先口座を確認した
- 必要書類を保存した
残高だけではなく、「設定」と「未処理の取引」まで確認することがポイントです。
まとめ
楽天証券を完全に解約する場合は、「口座解約依頼書」の提出が必要です。
また、
残高が0円=必ずすぐ解約できる
わけではありません。
特に確認したいのが、
- 積立設定
- 未約定注文
- 信用取引などの建玉
- 保証金・証拠金
- 外貨
- 配当金
- 登録情報
です。
すべて整理したあと、
「マイメニュー」
→「お客様情報の設定・変更」
→「基本情報」
→「その他」
→「口座解約」
と進み、口座解約依頼書を提出します。
解約後はログインできなくなるため、必要な電子書面も事前に保存しておきましょう。
※手続き方法や画面名称は変更される可能性があります。実際に解約する際は楽天証券公式サイトの最新情報をご確認ください。