Coincheckをもう利用しない場合は、アプリを削除するだけではなく正式な退会手続きが必要です。

ところが、

「退会申請ボタンが表示されない」

「日本円はゼロなのに退会できない」

「暗号資産を全部売ったのに退会できない」

と困るケースがあります。

Coincheckでは、取引アカウントだけでなく、Coincheckつみたて、貸暗号資産、Coincheck NFTなどに資産が残っている場合、退会申請ができません。

この記事では、Coincheckを退会する方法と、「退会申請を行う」ボタンが表示されない場合の確認事項を解説します。

Coincheckを退会するには資産を整理する必要がある

Coincheckでは、アカウント内に資産が残っていると退会申請ができません。

確認が必要なのは主に、

  • Coincheck NFT
  • 貸暗号資産
  • Coincheckつみたて
  • 通常の取引アカウント

です。

「ウォレットの日本円が0円だから大丈夫」と判断せず、各サービスを確認しましょう。

Coincheck退会前の基本的な流れ

大まかな流れは次のとおりです。

  1. Coincheckつみたてを停止する
  2. つみたてアカウントの資産を移動する
  3. 貸暗号資産を確認する
  4. Coincheck NFTを確認する
  5. 暗号資産を売却または外部へ送金する
  6. 日本円を出金する
  7. 必要な取引履歴をダウンロードする
  8. 退会申請を行う

順番に確認します。

STEP1:Coincheckつみたてを停止する

Coincheckつみたてを利用している場合は、退会前に積立を停止する必要があります。

Web版では「Coincheckつみたて」のページから「つみたてを停止する」を選択できます。

アプリの場合も、ウォレットからつみたてアカウントへ進み、停止手続きを行います。

注意したいのは停止するタイミングです。

申込・変更締切日を過ぎていると、停止操作を行っても当月分の引き落とし・買付が実施され、翌月分から停止となる場合があります。

その場合、買付処理などが完了するまでは退会できないことがあります。

STEP2:つみたてアカウントの残高をゼロにする

積立設定を停止しただけでは十分ではありません。

Coincheckつみたてで保有している資産を取引アカウントへ振り替え、つみたてアカウント上の資産をゼロにする必要があります。

つみたてアカウントの暗号資産は、取引アカウントへ移した後、

「売却して日本円にする」

または

「外部へ送金する」

といった方法で整理します。

Coincheck公式FAQでは、つみたてアカウント内の日本円については直接取引アカウントへ振り替えられず、買付完了後に暗号資産を取引アカウントへ振り替える流れが案内されています。

STEP3:貸暗号資産を確認する

Coincheckの通常ウォレットに残高がなくても、「貸暗号資産」に資産があると退会できません。

貸暗号資産へ申請中の場合などは、申請をキャンセルして資産を取引アカウントへ戻し、貸暗号資産側の資産をゼロにします。

貸出申請中であれば、「貸出注文の一覧」からキャンセルできる場合があります。

STEP4:Coincheck NFTを確認する

Coincheck NFTを利用したことがある人は、NFTの所有数も確認してください。

NFTが残っている場合、そのままでは退会申請できません。

Coincheckでは、退会前にNFTを出品して売却するか、外部へ出庫することが案内されています。

NFTを外部へ出庫する場合は手数料分のETHが必要になるため、暗号資産を全部売却する前にNFTの処理を済ませることが重要です。

STEP5:暗号資産をすべて整理する

取引アカウントにBTCやETHなどの暗号資産が残っている場合は、

  • 売却して日本円にする
  • 外部ウォレット・取引所などへ送金する

といった方法で整理します。

暗号資産を売却した場合、日本円残高が発生するため、続いて銀行口座へ出金します。

STEP6:日本円を出金する

暗号資産をすべて日本円へ売却しても、日本円をCoincheck内に残したままでは通常、退会準備が完了しません。

登録銀行口座へ出金し、残高を整理します。

ただし、公式FAQでは日本円残高が出金手数料407円以下の場合、その残高を退会手数料として受け取ることで退会可能と案内されています。

端数などで売却できない暗号資産については、サポートへの問い合わせが案内されています。

STEP7:退会前に取引履歴を保存する

残高がゼロになったからといって、すぐ退会申請するのはおすすめできません。

Coincheckでは、退会が完了するとログインできなくなります。

そのため、確定申告や損益計算に必要になる可能性がある取引履歴CSVは、退会前にダウンロードしておきましょう。

Coincheckでは年間取引報告書のような形ではなく、自分で取引履歴を取得して損益を整理する必要があるケースがあります。

STEP8:Coincheckから退会申請する

必要な準備が完了したら退会申請を行います。

Web版の場合

Coincheckへログインし、

「歯車アイコン」
→「基本設定の変更」
→画面下部の「退会について」
→「退会申請を行う」

と進みます。

確認画面で「OK」を選択し、「お客様は現在退会申請中です。」と表示されれば申請完了です。

アプリの場合

アプリでは、

「ウォレット」
→右上の「アカウント」
→「基本設定の変更」
→「退会について」
→「退会申請を行う」

と進みます。

退会完了予定日を過ぎると処理が行われ、登録メールアドレスへ退会完了のお知らせが送信されます。

「退会申請ボタン」が表示されない原因

Coincheckで退会できない場合、主な原因は次のとおりです。

暗号資産が残っている

売却または外部への送金を行います。

日本円が残っている

銀行口座へ出金します。

Coincheckつみたてに残高がある

積立を停止して、資産を取引アカウントへ移します。

貸暗号資産に資産がある

貸出状況を確認し、必要なキャンセル・振替を行います。

NFTを所有している

売却または出庫して、所有アイテムをゼロにします。

Coincheck公式FAQでも、「残高がないのに退会申請ボタンが表示されない」場合は、貸暗号資産・Coincheckつみたて・NFTなどが原因になっている可能性が案内されています。

Coincheckの退会申請はキャンセルできる?

退会処理が完了する前であれば、画面上の「退会申請をキャンセルする」からキャンセルできます。

ただし、退会処理完了後はキャンセルできません。

まとめ

Coincheckを退会する際にもっとも重要なのは、「通常のウォレットだけを見て残高ゼロと判断しないこと」です。

確認するのは、

  • 取引アカウント
  • Coincheckつみたて
  • 貸暗号資産
  • Coincheck NFT

です。

すべてを整理したら、取引履歴を保存してから「基本設定の変更」内にある退会申請へ進みましょう。

「退会申請ボタンがない」という場合は、どこかに資産が残っている可能性をまず確認してください。